私たち人間の持つマインド、思考は非常に便利です。物事を論理的に考え、問題を解き、事を予測することができます。
しかしこの思考の利便さは、私たち人間がこの思考を上手に使えている時だけです。
大抵の場合、私たちの思考にはパターン、つまり変わらない繰り返す法則があって、昨日考えたこと、一週間前に思ったこと、1年前に思ったことを、本日も思い考えてしまっています。
同じことを繰り返し思い考える意味はあるのか?
ありません。
では何故同じことを繰り返し思い考えるのか?
理由は2つあります。
ひとつは、同じことを繰り返し思い考えないと、それが自分の人生が悪い方向に流れてしまうと勘違いしている。
ふたつは、同じことを繰り返し思い考えないと、自分が誰かわからなくなってしまうからです。
一つ目は、繰り返される心配事などが挙げられます。
心配をやめるとその心配していることが起こってしまうのではないかと信じ込み、同じ思考を繰り返してしまう。
二つ目は、自分ではない何か、例えば立場や役割、勝手に創り上げているイメージなどが、自分と同一化してしまっている状態です。
これはアイデンティティと呼ばれるものなのですが、これらを手放すと自分が誰だかわからなくなってしまうため、自分を失う恐れを起因とする繰り返される思考です。
いずれにせよ、繰り返される思考パターンは、恐れを起因とするものです。
思考を止めても人生変わりません。
思考を止めてもあなたは変わりません。