取り組みがフィジカル(動作)であれメンタル(集中)であれ、力みはパフォーマンスを低下させます。
リラックスした状態こそが、真の力を発揮するために必要なのです。
フィジカルとメンタルではリラックスの仕方が異なるので、簡単に説明いたします。
フィジカルは動作、つまり運動など体を使う取り組みですが、フィジカル面でのリラックスは、必要以上の力を入れないということです。
例えば野球のバットスイングや、サッカーのボールキックでいうと、しなやかさです。
筋肉全体に力を入れなくても、勢いだけを付けることができれば、力を抜いたとしても、力を100%入れた時のスピードを達成できます。
この「しなやかさ」に力を乗せることができれば、それは最大級のパワーを発揮させることができるようになります。
フィジカルのリラックスとは、力の入れ具合と、力の抜き具合を両立させることです。
そしてその入れ具合と抜き具合の差が大きければ大きいほど、より大きな力を生むことができる、ということになります。
これを私はリラックス筋と呼んでいますが、リラックス筋こそがフィジカルを伸ばすために必要な筋力です。
ではメンタル(集中)のリラックスはどのようにするのか?
簡単です。
ただ単に、急がないで、焦らないで取り組むだけです。
勝ちに行ったり、今できること以上のことを意識すると、メンタル的な力みが生じます。
メンタルのリラックスは、今にあるのみです。