インターネットを通じて多くの人々の人生を見れるようになった今、多くの人は、多くの人の人生を見るだけという人生になってしまっています。
理由は簡単で、見る方が簡単であるのももちろんなのですが、他人の人生を見ると、他人がどうにも先に行っているように見えて、自分には手遅れ、自分には時間がないというような、自己否定ではないのですが、悲観的な考え方になってしまうからです。
その他人が努力したということもわかる反面、その人が実施してきた努力の量を自分に重ねると、自分には無理と思ってしまうような錯覚です。
しかし心得なければならないのは、あなたが今何歳であれ、あなたが今どんな状況に置かれていようと、あなたがあなたの人生を歩めるのは今しかない、または今日しかないのです。
今日少しでも前に進むことができれば良いのです。
実際、先に行っているように見えていたその他人は、一日でそこに辿り着いたわけではなく、ただ毎日歩き続けていただけなのです。
そしてその人達は別に先を目指して歩いていた訳ではないということです。
他人が進んだ道のその距離を見て、何もしていない、何も行動に移していない、もしくは錯覚に負けて行動に移すことができなくなってしまった人は、その長い距離に圧倒されてしまいます。
いやいやいや私にはそんなに進むことはできない、自分には手遅れ、時間がない、自分には無理という風に決めつけてしまうのです。
これは人生という体験を生きる上で非常にもったいないのです。
今とは言いません。今日でいいです。今日行動に移しましょう。そして今日、一歩進みましょう。
それこそが、あなたの人生が、あなたにしてもらいたい、一番のことです。
今日も生きましょう。(行きましょう)