どうにもこうにも、「お金が増えれば楽になれると思ってしまう」という罠に引っかかってしまっている人が多く存在しているようです。
お金が本当にない状態の人がお金を求めるという事態は、この資本主義社会においては起こりうる事です。
この状態は「お金を手に入れて楽になりたい」などという、理想を思い描く話ではなく、お金がないと生活が回らないという実際の生活問題です。
お金を使った交換システムが適用されるこの資本主義社会において、この状態はどうにかせねばなりません。
仕事を探す、物価の安い街に引っ越す、最悪国に助けを求めるなどです。
この「お金の無い状態」と反対に、ある程度のお金を実際に手に入れた人々がいます。
数千万円レベルの大きなお金です。
いわゆる大金と言われるものです。
ではこの大金を手に入れた人が、お金のない人よりも、人生を豊かに過ごしているのでしょうか。
そうとは限らないのです。
「お金が増えれば楽になれると思ってしまう」という罠に引っかかってしまっている状態で大金を得てしまうと、逃れることの出来ない、「お金が無い」という状態よりも酷い状態に陥ってしまうのです。
「お金があっても幸せを感じられない」という行き止まりに突き当たってしまうのです。
お金がない状態の時は夢がありました。
お金を手に入れれば楽になれると思い、一生懸命頑張ったかもしれません。
お金は関係ないと言い聞かせ、自分なりの幸せを探していたかもしれません。
お金持ちになるというゴールに辿り着いても、人生あまり変わらないという現実を突き付けられるのです。
この罠は早く脱出した方が良いでしょう。
お金ではなく自分で自分生き甲斐を作り上げましょう。