目次
皆さん!スマホとインターネット、まさか赤ちゃんのおしゃぶりみたいな感じで毎分毎秒しゃぶりついてないですよね?大丈夫ですよね?w
いや、この便利なスマホとインターネットですが、便利さよりも人間を堕落させているようなケースが増えているようなのです。
インターネットが始まり、そしてこの2020年であのGoogleは22周年を迎えました。しかし2010年から2020年までの10年間の進歩はその前の10年よりもさらにスピードを増し、テクノロジーは脅威を振るう一方です。
ダメゼッタイ!このIT時代を生き抜くために「してはならない」5つのこと
この記事にこのタイトルを付けた理由は、スマホとインターネットがある種新しいドラッグ(麻薬)になりつつあるからです。私たちの体を蝕み、感情のセンサーを鈍感にし、人間力が吸い取られていくのです。
皆様であれば御存知の通り、様々な悪影響が報告されています。集中力が散漫になるADHD。現代病と言われるうつ病やパニック障害などの精神疾患、つまり脳を起源とする症状。体にももちろん影響があります。自立神経失調症、花粉症、便秘や過敏性腸症候群などの慢性疾患や、皮膚病などの自己免疫疾患。これらの病気は昔には存在していませんでした。
ではいつどこで人類は進路を間違ってしまったのか。
いいえ、進路は間違っていません。
自らが作り上げたテクノロジーが凄すぎて、自らに対応することが出来ていないということなのです。
多くの要因はありますが、まずは今日から出来るこの「テクノロジーとの付き合い方」として、このIT時代を生き抜くために「してはならない」5つのことを紹介したいと思います。
YouTube観ながら食事
「それじゃ食っていけない」
どこかで聞いたことがあると思います。
食う=稼ぐ という意味ですね。
それじゃ稼げないという意味です。
いわゆる比喩を使った表現なのですが、「食べる」ということは、人間が生きる上で非常に大切なことであるからこそ、「食っていけない」というような表現になったわけです。
ということはです。食べることは非常に大切なこと。食べることは、人間を飢餓から守るための大事な行動なのです。
なのに今となってはテレビを観ながら食事。YouTubeを観ながら食事。Netflixを観ながら食事。
一番大切な行為なのに「ながら」ですか?
食欲は人間の三大欲求のひとつです。三大欲求とは、睡眠欲、食欲、そして性欲のこと。
何かしながら寝ますか? 何かしながらセックスしますか?
そういう事です。
観ながら食事がもたらす悪影響
自分の意識が、テレビやYouTubeなどに向いている状態でご飯を食べるとどうなるか。
食べる行為の他に、視覚と聴覚そしてコンテンツ楽しむという感情が同時に発生します。頭が混乱してしまいます。食べているのか動画を観ているのか、どっちに体のモードを切り替えていいのかわからなくなってしまうのです。
咀嚼回数も減りますし、唾液の分泌も減ります。
消化は胃から始まると思いがちですが、実は消化は口、つまり咀嚼から始まります。消化という全体のプロセスの一番最初の大仕事、食べ物を細かくするという作業が口で行われる訳ですが、これを「ながら食事」でやってしまうと、食べ物が細かくならないまま胃に運ばれてしまいます。さらに胃での消化を助ける唾液も分泌されないまま運ばれてしまいます。
すると胃から先の消化器官、十二指腸、小腸、大腸のバランスがすべて崩れてしまうのです。
このアンバランスさが引き起こす機能不全は人によって変わるようですが、便秘や下痢、食欲不振または増進、肌荒れなど、いわゆる自立神経失調や自己免疫疾患が引き起こされるのです。
この記事を読んでくれているあなたが、改めて食事と食べる行為そのものの大切さに気づき、あなたの噛みしめるご飯の一口を、全身全霊で感じながら食べていただけるようになってくれたら嬉しいなと思います。
スマホと寝る
スマホは別部屋で。アラームは目覚まし時計で寝ましょう。
まず寝る前のスマホチェックはダメです。寝る前のYouTube鑑賞に、SNSチェック、ニュースチェック。画面を見ながら睡魔を待つという不思議な行為。スマホの睡眠管理アプリを起動しながら寝て、睡眠から目覚めるのはスマホのアラームが鳴ってから…
さらに続きます。スマホのアラームが鳴ってもスッキリ起きれるわけでもないので、スヌーズをタップ。布団でぬくぬくしながら夜間に見過ごした通知一覧をチェック。5分後10分後にやっと起きたと思ったらYouTube鑑賞をスタート。SNSをチェック。ニュースをチェック。やばい出発の時間だ。起きよう!
慣れてしまうと、このようにスマホと一緒に寝てスマホと一緒に起きるというサイクルを繰り返していても何も感じませんが、スマホを知らない人にとって、このようなサイクルは正気の沙汰ではありません。異常です。
スマホと寝ることがもたらす悪影響
- 睡眠の質が下がりまくる
- スマホ依存症になる
- 思考をOFFにすることができなくなる
- 生活は一人なのに幻想の他人を作り上げてしまう
- 人生のツールであるべきスマホが、人生になってしまう
スマホはもう私たちの生活の一部、常識となってしまっています。スマホやインターネットはもちろん毎日使うもので、便利で素晴らしいものですが、寝る時ぐらいは別の部屋で充電させて寝ませんか?寝る時ぐらいはスマホちゃんにも休んでいただきましょ?
無駄なニュース/SNSチェック
情報収集をしたい。そう思ってニュースやSNSをチェックしているかと思います。情報収集という明確な目的があれば良いですが、今というこの瞬間がつまらないから、とりあえずスマホをチェック!という習慣となっていたらヤバいです。
自分よりも、あなたに一切関係ない他人や世の中で起こっていることが何故か大切になってしまっています。別に大切ではないかもしれません。でもよくわからないけどチェックしたい。要するに無駄な情報中毒になっているのです。
タバコと一緒です。ニコチン切れで吸いたくなる。スマホも刺激不足でチェックしたくなる。必要以上のスマホチェックは、思考を鈍くさせ、人生のクオリティを下げるので要注意です。
無駄なニュース/SNSチェックがもたらす悪影響
- 集中力散漫
- 情報オーバードーズ(過剰摂取・役に立たない情報のインプット)
- 比較や嫉妬が生まれる
ゲームやりすぎ
ゲームはやっても良いと思います。気分転換のためのゲーム、友達と楽しむゲーム。どちらも素敵です。ただ、大人になってからのゲーム没頭はちょっと危険性を伴います。
ゲームをやる以上、その時間は楽しさという価値と引き換えに、全く意味をなさない時間となっているということを忘れてはいけません。あなたがゲームをしている間、頑張って作業を積み重ねている人がいることを忘れてはいけません。
ゲームをやる以上、あなたがあなた自身に対する文句を言う権利は無くなる、ということです。
ゲームやりすぎがもたらす悪影響
- 人生がつまらなく感じる
- 自分のやりたいことがわからなくなる
- 時間はあっという間に過ぎ去る
- 何も残らない
エロ動画見すぎ
人間の三大欲求の3番目、性欲からの衝動で観てしまう、みんな大好きエロ動画です。インターネットアクセス全体の1/3がエロ動画サイトというのですから、人間がどれだけエロ動画が好きなのかが良く分かります。
しかし本当のセックスが自炊した美味しい食事だとしたら、エロ動画はジャンクフードに値します。毎日食べるものではないし、たまに食べるから美味しいのであって、毎日食べていたら太るわ味覚はおかしくなるわ、頭はおかしくなるわでもう大変です。
無駄なニュースチェックやゲームと一緒で、スマホからいつでもどこでもこのジャンクフードにアクセスできちゃうから困ったものです。
観てもいいです。やめろとは言いません。でも週1くらいにしてください。
エロ動画見すぎがもたらす悪影響
- 性機能不全になる(実際の行為で勃たない、濡れない)
- 裸体オーバードーズ(過剰摂取・裸の見すぎで脳がひん曲がる)
- 異性とのコミュニケーションが苦手になるまたは避けるようになる
- 誰にも潜入されないプライベート空間、時間に中毒になる(誰にも何も言われない娯楽は快感と変わります)
すべてをいっぺんにやめるのではなく、「無意識な行動」を「意識的な行動」に変えていきましょう。
紹介した5つのことは、どれも悪いことではありません。それが無意識に行われてしまう、つまり自分が制御できない状態にあることが問題なのです。
そしてすべての無意識な行動の根本にあるのが「現実逃避」です。
もし自分が紹介した5つのどれかをしようとして、それが意識的にしたいことなのか、もしくはただ現実逃避したい(今を紛らわせたい)だけなのかを感じてみると良いでしょう。
無意識を意識的に変えることで、心技体すべてがクリアになり、より質の高い取り組みが実施できるようになるはずです。