楽して生きたい。
努力も挑戦もせず、ただただ楽に生きたい。
その気持ちはわからなくもないです。
奮闘せず、苦闘せず、誰にも文句を言われずに一定のお金が入ってきて、自分の好きなことだけして生きたい。
夢のようなお話です。
ただ、このように思う事は実は、一番つまらない人生を送りたいと言っているのと同じなのです。
もう一度「楽して生きたい」の定義をさらってみましょう。
「奮闘せず、苦闘せず、誰にも文句を言われずに一定のお金が入ってきて、自分の好きなことだけして生きたい」
これをよく読み解くと、または裏返すと、次のような定義になります。
「誰とも何とも関わらないため、自分は存在していないと同じ」
楽して生きたいは、生きているとは到底言えないということです。
死んでいるのと変わりません。
楽して生きたいは、生きているのに、一生懸命生きるべき人生なのに、生きたくないと言っているのと何ら変わりはないのです。
楽して生きたいなんて絶対に思わないでください。
人生どれだけ一生懸命生きることが出来るかです。
そして一生懸命は苦ではないことも覚えておいてください。
命ある限り生き尽くすことです。
楽して生きている自分を誇りに思わないでください。
一生懸命生きている自分を誇りに思ってください。